泰安寺(テアンサ)
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世界 / 大韓民国 / 全羅南道
仏教寺院・建築物
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銀色の砂と空が映る清い水の蟾津江をはさんで谷成邑より国道7号線に沿って16kmくらい行ってみると、蟾津江と宝城江が合流する鴨緑遊園地が出て来る。ここで宝城江をまたはさんで国道18号線に沿って12kmに行けば竹谷面ウォンダルリに位置した泰安寺に至ることができる。棟裏山の裾に位置した泰安寺は新羅の景徳王元年(742年)に棟裏山派を起こして立てたヒェチォル御坊様が立てたことと知られているが、初めてには大安寺と呼ばれ、この国の仏教の九山禅門の中の一つである棟裏山派の本山地として仙巌寺、松広寺、華厳寺、双渓寺などを擁してかなり長い間栄華をきわめた寺刹でヒェチォル禅師と、道詵国師とが得道した静養修道のドリャン(道場)である。高麗時代に入って広慈禅師が32間に拡げて建てたが、高麗時代の中期に松広寺が曹渓宗の本山地で地位を固めて別にして権勢があり、朝鮮時代にはどの寺が経たことのと同様に仏教を押さえ付ける政策の風に乗るしかなかったが、孝寧大君が留まって王家の原堂にしたりした。朝鮮時代を経ながらずっと昔の栄華を取り戻さないままでようやく命脈を維持して來ていて、日帝時代にはかえって華厳寺の末寺に格下げされた。それまでもヨスン反乱事件と6.25戦争の時に大雄殿を始めとして寺に付いていた建物の大部分が火に燃えてしまって今の大雄殿は1996年に昔の姿を倣って新たに建てたものである。しかし、庭には石で作られたヒェチォル御坊様の浮屠と広慈禅師を称える塔と碑が苔むしたまま残っていてこの寺の年功が古くなることを言葉無しで見せてくれている泰安寺は道文化財資料23号に指定されていて、境内には泰安寺鉢羅等の9点の文化財が所蔵されている。また泰安寺に入る1.8kmの渓谷は春には新綠、夏には涼しい渓谷と欝蒼とした綠陰、秋には濃く染めた紅葉が美しい散策路で数多くの観光客たちが楽しんで探している。
近くの都市:
経緯度: 35°7'52"N 127°23'13"E
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